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今年一年を振り返ってみると、あまりにも“食"に関するトラブルが多かった事に
驚くばかりである。それで同じ食を扱う企業を訪ねてみようと思い、「筑前しまや」さん
にお邪魔する事にした。 仕出しを生業とし、一番気をつける事は食の安全
(食中毒など)と配達の時間厳守であるという。 L島添は調理・経理・マネージャー・
配達、仕入れ(値段を決めたり交渉したり)と八面六臂の手腕を発揮しなくてはいけない?
仕出し屋のオヤジ(本人曰く)の顔を和やかに見せながら迎えてくれた。
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従業員数はアルバイトも含めて30名。食の安全を謳うだけに職場は勿論の事、働く人達にも衛生面での指導が浸透
していることを感じさせられた。業務内容はお祝い、法要料理、鉢盛、弁当、寿司、お刺身と多岐にわたり、その包装資材
だけでも2000種類以上にのぼると言う。この仕事は食器、食材、調理器材、配送車、労働力と総て手仕事(労力集約型)
に頼らざるを得ないという事である。また急に仕事が入る、注文のある時と無い時の差が大きい、一年中が注文の
電話待ちで動きが取れない等、難しさを覗かせた。
店頭でお客様を待つだけではなく配達中心に変えて行くなど企業努力も怠らない。ファミリーは妻、長男(39才)、
長女(37才)と4人家族で長男は3年前から一緒に仕事をしているそうで、後継者の育成も怠りなく進んでいるようで
安泰である。ライオンズの活動としては“歳ですから後からボツボツついて行きます"と控え目。
戴いたパンフレットに”確かな味とフレッシュなサービスを真心込めてお届けします”とあった。
お客様に対して、この精神で臨めばミートホープをはじめマグドナルドに至るまでの間違いは有り得ない様に思えた。
お客様不在の利益だけを追求して行く企業は最終的には淘汰されて行くかもしれない。
モラルをなくした経営の在り方は会社をなくし、自身だけでなく従業員を路頭に迷わせ業界の信用を失墜させ…と
良いことは何もない。結局は地道に営業努力をして行く事こそ人の道であろう。
接人以誠(誠をもって人に接する)…これに尽きるのではないだろうか。 (取材: 金子千代) |
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